サンティアゴ・デ・コンポステーラの素敵な思い出

サンティアゴ・デ・コンポステーラの宝石のような思い出

巡礼30日目 St.Jean Pied de Port から Roncevaux 27.1km

朝5時半に起床。
めっちゃうるさいいびきで起こされる。
正直、殴りたくなるほどだ笑
6時半に朝食。昨日一緒になった日本人二人と朝食。
ほかにも韓国人が3人、ほかヨーロッパ人が10数名。

7時に出発。しばらく一緒に歩く。
ピレネーの麓だけあって少し寒い。
途中で上着を脱ぎ二人と別れる。

ピレネーの上り坂をガンガン飛ばすのだが
呼び止められる声に気づいてうしろを見る。

そこにはフランスで出会ったホーランド出身の老アベックがいた。
あまりの奇跡に驚く3人。山小屋のようなレストランで話し込む。

再スタート。ピレネーは絶景の連続だ。山峰、稜線がはっきりと見える。
遠くに見えていた山峰を、気づいたら踏みしめている、
結構不思議な感覚である。

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遠くからははっきり見えていた景色も、
近づけば近づくほど形を変え見えなくなってくる。
取り止めのない課題に取り組んでいる感じだ。
目標を決め始めたころは様々なことがクリアーに見える。
しかしがむしゃらにものを進めると、はっきりした道が見えなくなる。
そうした時は頭の中で原点にかえるのだ。

しょうもないことを考えながらあっという間に山頂に到着。
登り始めて4時間半ぐらいだろうか。
頂上は霧が深くとても寒い。
装備を整えすぐおりてしまった。

そして下り。サポーターをつけて万全の状態で下る。
1時間もするとRoncesvallesの街に。
そこの公営アルベルゲに泊まる。
冷たいシャワーを覚悟していたが、フランスよりも整っている設備に驚く。

その後、日本人二人とも再開。
晩御飯を一緒にとり、語らう。
やはりかミーのに来るだけあってエッジが効いていて面白い。
言われて印象的だったのは
君はもっとtake it easyにいった方が良い、と。
出会って二日しか経ってないのに気をつけていることをいわれるということは、
よほど硬くものを考えているんだろう。
もっと方の力を落とそう。

帰る途中の教会でたまたまゴスペルのコンサートが。
教会は音が綺麗に響いてとても良かった。
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