巡礼11日目 Estaing から Espeyrac 21.5km
修道院に宿泊していたので、朝のミサで一日が始まる。
フランス人女性(Giteの管理人のエリザベスさん)の歌声が
とても綺麗でずっと聞いていたかった。
その後はフランス式の朝食。
パン食べ放題なのが嬉しい。
朝食後、Giteのお手伝いさんをしているフィリップさんの好意で
次の儀てまで予約してもらう。
全て整い昨日と同じ重装備でスタート。
体調はすこぶる順調だったが、天候は小雨。
気にせず歩いていたが、とうとう大ぶりとなる。
今回のカミーノ初の雨天強行軍となる。
心を無にしてひたすら歩く。
2時間ぐらい意識が飛んでいたのではなかろうか。
最後の長い下りで我に返る。そう膝に激痛が走り出したのだ。
その膝を引きずりながら、なんとか街に到着。Giteにすべりこむ。
その日のGiteはフランス人3人、ドイツ人3人、スイス人一人の組み合わせ。
スイス人の取りまとめで皆で食事を取ることに。
その会食は少し馴染めなかった。
途中からドイツ人のマリアーンというおばさんに助けてもらいながらしゃべる。
とにかく自分から心を閉ざしてはダメだと思い、耳をかたむける。
なぜかイライラする場面もあったが自分の感情を
噛み締めながら、その場を楽しもうと考える。
そんなに難しく考えなくても良いのにと思いながら。
少し自分のこういうところが面倒くさい。