サンティアゴ・デ・コンポステーラの素敵な思い出

サンティアゴ・デ・コンポステーラの宝石のような思い出

巡礼4日目 St Alban sur Limgnole からLasbrosあたり 26.5km

朝7時に起床。
本当は5時に一度起きて、体の調子を見たのだが思いの外悪いのでやめる。
特に左肩がよろしくない。

当初は42kmを考えていたが22kmに変更。
体を労わりながら歩く。流石に牧場風景にも飽きてきたためかひたすら内省がはじまる。

途中でホーランドの老アベックを抜かす。

その後4時間とかからないうちに、Aumont Aubracに到着。
教会に行くとちょうど葬儀をしており、帽子を脱いで見守る。
そのあとツアリズム•オフィスにてハンコをもらう。
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しかしここで事件が起きる。
なんとここでパスポートを落としてしまうのである。

そんなこともつゆ知らず、スーパーで食料を大量に買い込む。
牛乳を発見してテンションをあげる。
多少重いがすぐgiteのつくだろうと思い購入。
他にもいろいろ買いまくるが
後から考えると不必要な物も多く、歩きながら反省する。


7kmほど歩きgiteのあるLasbrosに到着。
早速giteに向かうが一杯だといわれる。

11km先の街を目指すのかと思ったが
そこのオーナーが4km先に新しいgiteがあるから予約しておくよ、と。

感謝して外に出る。
その時たまたま持ち物チェックをした際、パスポートの紛失に気付く。

もー一瞬頭が真っ白だった気がする。
というよりも、やばさを通り越えて爽快だった笑

その場で考えて、おそらくtourism de officeで落としただろうと仮説を立てる。
来た道を戻って先ほどのgiteで詳細を説明をする。
幸いとても英語が上手でスマートなお兄さんがいて、
オフィスに電話をしてもらう。電話中は本当にドキドキした。

お兄さんから「You have a good news」
と言われた時、どれほど喜んだだろうか。

さらに取りに戻ろうとすると
gite masterが車で取りに行ってくれると。
もうどんだけお世話になったことか、感謝しまくった。

パスポートを入れたのちは、またひたすら歩く。
宿に到着。すると、なんと日本人の方にお会いする。

お名前をAさんといい、年齢は70だと聞いて驚く。
毎年ヨーロッパをバイクツーリングしていて、今度は歩きに挑戦だとのこと。
目的地も同じコンポステーラ。

実はこの日まだ事件があり、自分が電源プラグの一部を消失していることに気づく。
 iPadがただの鉄くずになるかと思うと、また凹む。
というよりも荷物が多い自分に反省する。

Aさんにその日はプラグをお借りしてフル充電する。
しばらくは電池節約のため写真を撮るのをあきらめる。